【TECH Biz EXPO2013 】 written by 大江
~ポートメッセなごや~
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太陽化成の大江です。
昨日は「次世代ものづくり基盤技術産業展」へ行ってまいりました。
その中でも注目が集まっている「3Dプリンター」の講演を聞いて自分なりに感じたことをご紹介したいと思います。
歴史は意外に古く1970年代から研究が始まり、実用化は1980年代からされています。1990年代後半から工業化のスピードが速まり様々な方式が開発されています。
昨今では「21世紀の産業革命」というセンセーショナルなキャッチコピーで話題を呼んでいる「クリス・アンダーソン」やオバマ大統領も政策として取り上げ3Dプリンター技術の注目、発展が目覚ましく動いております。
少し前まで主流だった紫外線を照射して液体樹脂を硬化させる「光造形型」から紛体、樹脂、鋼板、紙などの材料を積層して製造する「積層型」、他に「粉末型」「インクジェット型」などが主な方式となっているようです。
産業展でも様々な3Dプリンターが展示してありました。産業用の金型の原型となる高精細なものから簡単なフィギュアまで、材料は石膏、樹脂、金属、複合材等様々な素材での作成ができるようになっています。
価格帯も様々で10万円代~1億円まで、性能によってかなりの開きがありましたが個人でも買えるほどの低コスト品も実現されています。
業界市場も年々成長しており、2020年には1兆円規模まで膨れ上がる予想も出ているみたいです。
もしかすると近い将来、電子レンジの様に家で簡単にものづくりが出来る日が近いかも知れません。
業界問わず個々の発想次第では無限の可能性を秘めていると感じました。